論理和
やること
この教材では、 論理和(or)について学びます。論理和とは、複数の条件のうちいずれかが成立する場合に処理を実行する仕組みです。
ステップ1
エディターに以下のプログラムを入力してみましょう。
x=5
y=25
if x<10 or y>20 then
print "xが10未満であるか、yが20よりも大きいです"
else
print "どちらの条件も満たしていません"
end if
ステップ2
エディターの右下にある「▶実行」ボタンを押すと、入力したプログラムが実行されます。実行した後は、画面の右上にある「ドキュメント」タブを押して、ここに戻ってきてください。
では、「▶実行」ボタンを押してください。
ステップ3
実行画面に以下のように表示されたら成功です。
xが10未満であるか、yが20よりも大きいです
ステップ4
実行したプログラムを解説します。
使っている命令の簡単な紹介
-
if
とthen
は 条件に基づいて処理を分岐させるための命令です。 -
or
は複数の条件のうち「少なくとも1つ」が成り立つ場合に処理を実行するための演算子です。 -
print
は画面に文字を表示するための命令です。
プログラムで行われていること
このプログラムでは、変数
x
に
5
、
y
に
25
を代入しています。その後、
if
文を使って
x
が
10
未満であるか、または
y
が
20
よりも大きいかを確認しています。もしどちらか一方でも条件を満たしていれば、「
x
が
10
未満であるか、
y
が
20
よりも大きいです」と表示されます。どちらの条件も満たしていない場合は、「どちらの条件も満たしていません」と表示されます。
学ぶべきこと
-
or
を使った論理和の基本的な使い方を学びます。 - 条件分岐によってプログラムの流れを制御する方法を理解します。
- 複数の条件を用いた場合にどのように処理が変わるかを確認します。
チャレンジ
-
変数
x
とy
の値を変更して、異なる結果を表示させてみましょう。たとえば、x=15
やy=10
に変更してみてください。 -
条件を追加してみましょう。たとえば、
z=30
を定義し、if x<10 or y>20 or z<40 then
のように3つの条件を使った分岐を作成してみてください。 -
or
を使わずに、else if
を使って同じことを行うプログラムに変えてみてください。