引数
やること
この教材では、 引数を使って関数に情報を渡し、柔軟な出力を行う方法について学びます。引数とは、関数が必要とする情報を渡す仕組みのことです。
ステップ1
エディターに以下のプログラムを入力してみましょう。
function describe$(name$,age)
return name$+"さんは"+str$(age)+"歳です。"
end function
message$=describe$("太郎",25)
print message$
ステップ2
エディターの右下にある「▶実行」ボタンを押すと、入力したプログラムが実行されます。実行した後は、画面の右上にある「ドキュメント」タブを押して、ここに戻ってきてください。
では、「▶実行」ボタンを押してください。
ステップ3
実行画面に以下のように表示されたら成功です。
太郎さんは25歳です。
ステップ4
実行したプログラムを解説します。
使っている命令の簡単な紹介
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function describe$(name$, age)
は 新しい関数を定義し、name$
とage
という引数を受け取ります。文字列を返す関数には、関数の名前の最後に「$
」が必要です。 -
str$
は数値を文字列に変換する関数です。数値型のデータを文字列型に変換することで、文字列と結合できるようになります。 -
return
は 関数が返す結果を指定します。この場合、name$+"さんは"+str$(age)+"歳です。"
という文字列を返します。 -
print
は画面に文字や数値を表示する命令です。
プログラムで行われていること
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describe$
という関数が定義され、名前と年齢の2つの引数を受け取ります。 -
describe$("太郎", 25)
と呼び出すことで、「太郎さんは25歳です。」という文字列が生成され、それをprint
命令で表示します。 - 引数を使うことで、同じ関数を異なるデータに対して繰り返し使うことができるようになります。
学ぶべきこと
- 関数に引数を渡す方法と、それを使って柔軟な処理を行う方法を学びます。
- 引数を利用することで、関数を再利用しやすくなり、プログラムの効率が上がることを理解します。
チャレンジ
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describe$
関数を使って、異なる名前と年齢を入力し、新しいメッセージを表示させてみましょう。例えば、message$=describe$("花子",30)
と変更して実行してみてください。 -
describe$
関数に新しい引数を追加して、住んでいる場所も表示するようにしてみましょう。例えば、function describe$(name$, age, location$)
とし、return name$+"さんは"+str$(age)+"歳で"+location$+"に住んでいます。"
と修正してみてください。 - 引数に基づいて条件分岐を追加し、特定の年齢以上の場合に特別なメッセージを表示するようにしてみましょう。例えば、年齢が20歳以上の場合に「成人です」と表示するようにしてみてください。