プログラミング基礎 / レベル4

配列の要素の追加

やること

この教材では、配列の要素の追加について学びます。既存の配列に新しい要素を追加し、全ての要素を表示する方法を学びましょう。また、既存の要素を上書きした際にどのように表示が変わるかを確認してみます。

ステップ1

エディターに以下のプログラムを入力してみましょう。

fruits@=["りんご","バナナ","みかん"]
print "初期の配列:";fruits@[0];",";fruits@[1];",";fruits@[2]

fruits@[3] = "ぶどう"

for i=0 to len(fruits@)-1
  print "フルーツ:";fruits@[i]
next

ステップ2

エディターの右下にある「▶実行」ボタンを押すと、入力したプログラムが実行されます。実行した後は、画面の右上にある「ドキュメント」タブを押して、ここに戻ってきてください。

では、「▶実行」ボタンを押してください。

ステップ3

実行画面に以下のように表示されたら成功です。

初期の配列:りんご,バナナ,みかん
フルーツ:りんご
フルーツ:バナナ
フルーツ:みかん
フルーツ:ぶどう

ステップ4

実行したプログラムを解説します。

使っている命令の簡単な紹介

let 命令は配列や変数に値を代入します。今回は新しい要素「ぶどう」を追加するために使っています。
- Jasmine Tea では、 let を省略しても変数や配列への代入が正しく動作します。 = 記号だけで十分に代入を表現できるため、簡潔なコードを書くために省略しています。
- 配列の要素を追加する際には、値が格納されている最後の要素の次の要素の添え字を使って値を代入します。
print は文字列や変数の値を画面に表示します。
for ループは指定した回数だけ繰り返し処理を行います。
len 関数は配列の長さ（要素数）を返します。

プログラムで行われていること

配列 fruits@ を宣言し、初期要素として「りんご」「バナナ」「みかん」を格納します。
配列の初期要素を表示します。
配列の最後の要素の次の添え字を指定して、新しい要素「ぶどう」を追加します。
for ループを使って、配列の全ての要素を順に表示します。

学ぶべきこと

let 命令を使った配列への要素追加方法。
len 関数で配列の長さを取得し、 for ループで全ての要素にアクセスする方法。
配列操作を通して、プログラムの柔軟なデータ管理方法を学びましょう。

チャレンジ

配列に新しいフルーツ「もも」を追加し、全てのフルーツを再度表示してみましょう。
配列にさらに新しいフルーツ「スイカ」と「パイナップル」を追加し、全ての要素を表示してみましょう。
既存の配列の要素「バナナ」を「レモン」に上書きし、全ての要素を表示してみましょう。