配列の要素の探索
やること
この教材では、 配列の中から特定の要素を探し、その位置を表示するプログラムについて学びます。配列の要素を順に確認し、探している値と一致するかチェックすることで、探索方法を理解します。
ステップ1
エディターに以下のプログラムを入力してみましょう。
fruits@=["りんご","バナナ","みかん","ぶどう"]
target$="みかん"
found=-1
for i=0 to len(fruits@)-1
if fruits@[i]=target$ then
found=i
exit for
end if
next
if found<>-1 then
print target$+"は配列の"+str$(found)+"番目にあります。"
else
print target$+"は配列に含まれていません。"
end if
ステップ2
エディターの右下にある「▶実行」ボタンを押すと、入力したプログラムが実行されます。実行した後は、画面の右上にある「ドキュメント」タブを押して、ここに戻ってきてください。
では、「▶実行」ボタンを押してください。
ステップ3
実行画面に以下のように表示されたら成功です。
みかんは配列の2番目にあります。
ステップ4
実行したプログラムを解説します。
使っている命令の簡単な紹介
-
for
とnext
は指定した範囲内で繰り返し処理を行う命令です。 -
if
とthen
は条件に応じて処理を分岐させる命令です。 -
exit for
はループを途中で抜けるための命令です。 -
print
は 文字列や数値を画面に表示します。
プログラムで行われていること
-
配列
fruits@
に果物の名前を格納します。 -
探索対象の文字列
target$
を「みかん」に設定します。 -
for
ループを使って、配列の各要素を順に調べ、target$
と一致するかを確認します。 -
一致する要素が見つかった場合、その位置を変数
found
に保存し、exit for
でループを抜けます。 - 最後に、探索結果に基づいてメッセージを表示します。
学ぶべきこと
- 配列の各要素を順に確認する方法を学びます。
- 条件分岐とループを組み合わせて配列内の特定の要素を見つける方法を理解します。
-
ループを効率的に終了するための
exit for
の使い方を学びます。
チャレンジ
- 探索対象を「ぶどう」に変更して、プログラムが正しく動作するか確認してみましょう。
- 配列に新しい要素「オレンジ」を追加し、探索対象も「オレンジ」に変更して実行してみてください。
-
探索対象が配列にない場合のメッセージが表示されるか確認するために、
target$
を「なし」に変更してみましょう。