配列の要素の削除
やること
この教材では、配列の要素を削除する方法を学びます。「バナナ」という要素を配列から取り除くプログラムを使い、配列操作の基本を理解していきましょう。
ステップ1
エディターに以下のプログラムを入力してみましょう。
fruits@ = ["りんご","バナナ","みかん","ぶどう"]
print "初期の配列:";fruits@[0];",";fruits@[1];",";fruits@[2];",";fruits@[3]
newFruits@=[]
for i=0 to len(fruits@)-1
if fruits@[i]<>"バナナ" then
newFruits@[len(newFruits@)]=fruits@[i]
end if
next
print "削除後の配列:"
for i=0 to len(newFruits@)-1
print "フルーツ:";newFruits@[i]
next
ステップ2
エディターの右下にある「▶実行」ボタンを押すと、入力したプログラムが実行されます。実行した後は、画面の右上にある「ドキュメント」タブを押して、ここに戻ってきてください。
では、「▶実行」ボタンを押してください。
ステップ3
実行画面に以下のように表示されたら成功です。
初期の配列:りんご,バナナ,みかん,ぶどう
削除後の配列:
フルーツ:りんご
フルーツ:みかん
フルーツ:ぶどう
ステップ4
実行したプログラムを解説します。
使っている命令の簡単な紹介
-
fruits@ = ["りんご","バナナ","みかん","ぶどう"]
は初期のフルーツ配列を定義しています。 -
for i=0 to len(fruits@)-1
は配列の要素を一つずつ確認するためのループです。 -
if fruits@[i]<>"バナナ" then
は 配列から「バナナ」を除外する条件を指定しています。 -
newFruits@[len(newFruits@)]=fruits@[i]
は条件を満たす要素を新しい配列newFruits@
に追加します。 -
print
は文字列や数値を画面に表示します。
プログラムで行われていること
-
初期配列
fruits@
に4つのフルーツが含まれています。この配列から「バナナ」を除去し、新しい配列newFruits@
に残りの要素を格納しています。 -
for
ループとif
文を使って、「バナナ」でない要素を新しい配列にコピーしています。 - 最後に、新しい配列の内容を出力します。
学ぶべきこと
- 配列の特定の要素を除去する方法と、そのための条件文の使い方を学びます。
- 配列を操作するためのループ処理や、新しい配列を作成してデータを移す方法を理解します。
チャレンジ
- 初期の配列から「バナナ」を削除する代わりに、「みかん」を削除するようにプログラムを修正してみましょう。
- 「りんご」と「ぶどう」の両方を削除するようにプログラムを修正してみてください。
- 配列の中から「りんご」、「バナナ」、「ぶどう」をすべて削除し、最後に「みかん」だけが残るようにプログラムを修正してみましょう。