配列の要素の型
やること
この教材では、 配列の要素の型について学びます。配列内の各要素がどのような型(数値、文字列、配列など)であるかを調べ、それに応じた処理を行う方法を学びます。
ステップ1
エディターに以下のプログラムを入力してみましょう。
mixed@=[42,"りんご",[3.14,2.71],"バナナ"]
for i=0 to len(mixed@)-1
typeCode=elemtype(mixed@,i)
if typeCode=1 then
print "要素 ";i;": 数値 (";mixed@[i];")"
else if typeCode=2 then
print "要素 ";i;": 文字列 (" + mixed@[i] + ")"
else if typeCode=3 then
print "要素 ";i;": 配列 (";len(mixed@[i]);" 個の要素)"
else
print "要素 ";i;": 空 (値が代入されていない)"
end if
next
ステップ2
エディターの右下にある「▶実行」ボタンを押すと、入力したプログラムが実行されます。実行した後は、画面の右上にある「ドキュメント」タブを押して、ここに戻ってきてください。
では、「▶実行」ボタンを押してください。
ステップ3
実行画面に以下のように表示されたら成功です。
要素 0: 数値 (42)
要素 1: 文字列 (りんご)
要素 2: 配列 (2 個の要素)
要素 3: 文字列 (バナナ)
ステップ4
実行したプログラムを解説します。
使っている命令の簡単な紹介
-
elemtype
は 配列の指定されたインデックスの要素がどの型であるかを調べます。-
1
は数値、2
は文字列、3
は配列です。 -
値が代入されていない要素の添え字を指定した場合、
0
になります。
-
-
len
は 配列の要素数を返します。 -
for-next
は 指定した範囲内で繰り返し処理を行います。
プログラムで行われていること
-
mixed@
という名前の配列が作成され、数値、文字列、配列などが要素として格納されています。 -
for
ループで配列の各要素を順番に処理し、elemtype
命令を使ってその型を判別しています。 -
判別された型に応じて、
print
命令で結果を表示します。
学ぶべきこと
- Jasmine Teaの配列には複数の型の要素を混在させることができる。
-
elemtype
命令を使用して要素の型を調べる方法。 - 条件分岐を使い、要素の型ごとに異なる処理を実行する方法。
チャレンジ
- 配列に新しい要素(例えば"メロン"や100など)を追加して、プログラムを実行し、それらの型がどのように表示されるか確認してください。
- 既存の文字列要素(例: "りんご")を数値に変換して、型がどう変化するかを調べてみましょう。
- 配列の中のすべての要素を空文字列("")に置き換えた場合、それらの型がどうなるかを表示する処理を追加してみましょう。