Jasmine Teaゲームプログラミング

スプライトをランダム移動

やること

この教材では、スプライトをランダムに移動させる方法を学びます。この例では、スプライトがランダムな方向に動き続けるプログラムを作成します。

ステップ1

エディターに以下のプログラムを入力してみましょう。

show 0,(100,100)
direction 0,3
speed 0,15
distance 0,200
do
  if not moving(0) then
    direction 0,random(0,8)
    move 0
  end if
loop

ステップ2

エディターの右下にある「▶実行」ボタンを押すと、入力したプログラムが実行されます。このプログラムは無限ループになるため、一定時間後に止めるボタンを押してプログラムを停止してください。その後、画面の右上にある「ドキュメント」タブを押して、ここに戻ってきてください。

では、「▶実行」ボタンを押してください。

ステップ3

実行画面に以下のように表示されたら成功です。

game-4-1

スプライトが画面上でランダムな方向に動きます。
スプライトが動き始めるたびに、方向がランダムに変わります。

ステップ4

実行したプログラムを解説します。

使っている命令の簡単な紹介

show はスプライトを指定した位置に表示する命令です。
direction はスプライトの移動方向を指定する命令です。値は0〜7で方向を示します（例: 3は右下方向）。
random は指定した範囲内のランダムな値を生成する命令です。
speed はスプライトの移動速度を指定する命令（単位はピクセル/フレーム）。
distance はスプライトが移動する距離を指定する命令です。
move はスプライトを動かす命令です。
moving はスプライトが現在動いているかどうかを判定する関数です。

プログラムで行われていること

show 命令でスプライトを初期位置(100,100)に表示します。
direction , speed , distance 命令でスプライトの初期移動条件を設定します。
do-loop 内でスプライトが停止した際に、 random 命令でランダムな方向を設定し、再度 move 命令で動かします。

学ぶべきこと

スプライトをランダムな方向に動かす方法。
動いているかどうかを判定する方法。

チャレンジ

スプライトの速度をランダムに変更してみましょう。
スプライトの移動距離をランダムに変更してみましょう。
スプライトを時計回りに順番に移動させてみましょう。ヒント: direction の値を 1 → 3 → 5 → 7 の順番で設定し、それに基づいて move 命令を実行してみてください。