サンプルプログラム
入力した10進数を2進数に変換する
説明
10進数を2進数に変換します。普段使っている数は10進数です。10進数は9を超えたら1桁繰り上がり10になります。2進数は0と1で構成されています。2進数は0を超えると1になります。ここでは入力された10進数を8ビットの2進数に変換します。
Studioで試す
以下のリンクから Jasmine Tea でこのサンプルプログラムを Studio 画面で開いて実際に試すことができます。プログラムを実行したいときは、エディターの右下にある青色の「実行」ボタンを押してください。
プログラム
// 入力した10進数を2進数に変換する
cls
input n
bin$=""
for i=0 to 7
b=n and 1
bin$=str$(b)+bin$
n=truncate(n/2,0)
next
print bin$
解説
2行目で画面を消去しています。
3行目でユーザーからの数値の入力を待ちます。
4行目は結果を入れる文字列変数を用意します。最初の状態では空の文字にしておきます。
5行目から9行目までが繰り返しになります。5行目の7の値が処理するビット長になります。16ビットまで処理したい場合は15に、32ビットまで処理したい場合は31にします。4ビットでよければ3にします。
6行目で一番下のビット(最下位ビット)を求めます。論理積のandを利用します。論理積は2つのビットが1の場合のみ1になり、それ以外は0になります。and 1として処理すると最下位ビットの値だけを求めることができます。
7行目で求めたビットを連結していきます。数値をそのまま文字列にすることはできないのでstr$()を使って文字列を数値に変換します。
8行目で元の値を2で割ります。割った数は小数値になるので小数点以下は切り捨てます。小数点以下を切り捨てるにはtruncate()を使います。truncate()の2番目のパラメーターを0にして小数点以下を切り捨てます。
10行目で2進数に変換した結果を表示します。