命令/関数辞書

やりたいことから命令/関数を探す

計算したい

  • 計算結果を一時的に覚えさせたい - let 命令
  • プログラムで使う数値や文字列を画面から入力してもらいたい - input 命令
  • プログラムで使う多くの数値や文字列を覚えさせたい - data 命令
  • data で覚えた数値や文字列を取り出したい - read 命令
  • 2 つの数値を比べて大きい方を取り出したい - max 関数
  • 2 つの数値を比べて小さい方を取り出したい - min 関数
  • 指定した範囲からランダムな数値を取り出したい - random 関数
  • 円周率を使いたい - pi 関数
  • 同じ数を繰り返し掛け算したい(累乗を求めたい) - pow 関数
  • ある数の平方根を計算したい - sqr 関数
  • ある角度の正弦(sin)を求めたい - sin 関数
  • ある角度の余弦(cos)を求めたい - cos 関数
  • ある角度の正接(tan)を求めたい - tan 関数
  • ある数値の逆正弦(asin)を求めたい - asin 関数
  • ある数値の逆余弦(acos)を求めたい - acos 関数
  • ある数値の逆正接(atan)を求めたい - atan 関数
  • ある座標と X 軸の角度を求めたい - atan2 関数
  • 四捨五入したい - round 関数
  • 数値の切り捨てをしたい - truncate 関数
  • 絶対値を知りたい - abs 関数
  • 正の数か負の数かを知りたい - sgn 関数
  • 文字の数字を数値にしたい - val 関数

複数の数値や文字列を取り扱いたい

  • 配列の中の要素の数を知りたい - len 関数
  • 配列の中の要素に入っている値の種類を知りたい - elemtype 関数

プログラムの実行を制御したい

新しい命令を作りたい

新しい関数を作りたい

操作されたことを知りたい

  • 実行画面がクリックされたか知りたい - tap 命令
  • どのキーが押されたか知りたい - inkey$ 関数

スプライト機能を使いたい

  • スプライトを表示したい - show 命令
  • スプライトを動かしたい - move 命令
  • スプライトの動きを止めたい - stay 命令
  • スプライトが移動する方向を決めたい - direction 命令
  • スプライトが移動する距離を決めたい - distance 命令
  • スプライトが移動する速度を決めたい - speed 命令
  • スプライトの向きを反転したい - turn 命令
  • スプライトにアニメーションを設定したい - sprite 命令
  • スプライトで新たなアニメーションを追加したい - def animaton 命令
  • スプライトに新たな pic パターンを追加したい - def pic 命令
  • スプライトを消したい - hide 命令
  • スプライトの横方向の位置を知りたい - xpos 関数
  • スプライトの縦方向の位置を知りたい - ypos 関数
  • スプライトがアニメーションや移動をしているかを知りたい - moving 関数
  • 2 つのスプライトが衝突しているかどうかを知りたい - crash 関数
  • スプライトがある色に重なっているかを知りたい - touch 関数
  • スプライトが表示されているかを知りたい - visible 関数

画面に図形を描きたい

画面に背景を表示したい

画面の状態を知りたい

  • 画面上のある場所の色を知りたい - point 関数

画面に文字や数字を表示したい

文字列を操作したい

  • 何文字あるか数えたい - len 関数
  • 何の文字が表示されているかを知りたい - scr$ 関数
  • ある文字が含まれているか知りたい - include 関数
  • 文字の一部を取り出したい(左端から何文字) - left$ 関数
  • 文字の一部を取り出したい(右端から何文字) - right$ 関数
  • 文字の一部を取り出したい(好きな位置を指定して何文字) - mid$ 関数
  • 文字を文字コードにしたい - asc 関数
  • 文字コードを文字にしたい - chr$ 関数
  • 数値を文字の数字にしたい - str$ 関数

音や音楽を流したい

音声を扱いたい

  • 音声をマイクから認識させたい - listen 命令
  • マイクから認識された言葉を文字列にしたい - hear$ 関数
  • 音声をマイクで認識中かどうか知りたい - listening 関数
  • 文字列をスピーカーからしゃべらせたい - speak 命令

時間について知りたい

ネットワーク通信をしたい(サーバー側)

  • ネットワーク接続の受付を開始したい - bind$ 関数
  • ネットワーク接続の受付を終了したい - unbind 命令
  • ネットワーク接続を受け付けているかどうかを知りたい - binding 関数
  • 接続されている全てのクライアントの接続 ID を知りたい - connected@ 関数

ネットワーク通信をしたい(クライアント側)

ネットワーク通信をしたい(サーバー・クライアント共通)

プログラムの動作をテストしたい

Web API を利用したい

命令/関数辞書の読み方

命令/関数辞書では、Jasmine Tea が提供している全ての命令や関数について、提供する機能や使い方について解説しています。

各命令や各関数の解説は、次の構成で行われています。

  • 命令や関数の名称
  • 働き - 命令や関数の機能を簡単に示します。
  • 文法 - 命令や関数の書き方を示します。
  • 説明 - 命令や関数の機能を詳しく説明します。
  • サンプルプログラム - 命令や関数の働きを理解するためのプログラムです。

文法

命令や関数は、それぞれ文法があります。命令/関数辞書では、個々の命令や関数の文法を示すための書式があります。例えば circle 命令の文法は、以下のように書かれています。

circle (<X>,<Y>),<半径>,<線の色番号>[,<塗りつぶしの色番号>]
  • X - 円の中心点の横方向の座標の式(0〜639)
  • Y - 円の中心点の縦方向の座標の式(0〜399)
  • 半径 - 円の半径の式(1〜399)
  • 線の色番号 - 円弧の色の番号の式(0〜37)
  • 塗りつぶしの色番号 - 円の内部を塗りつぶす際の色の番号の式(0〜37)

アルファベットは、そのまま入力します。Jasmine Tea では、命令の名前を大文字で書いても小文字で書いても、どちらでも認識します。命令の名前以外のもの、例えば「"」(ダブルクォーテーション記号)で囲まれた文字列や、data 命令のパラメーターとして書かれた文字列などは、大文字と小文字の区別がされますので、注意してください。

不等号(<...>)で囲まれた部分は、プログラムを書く人が指定する部分です。何を指定するかは、文法の下に箇条書きで書かれています。例えば、 <半径> について、円の半径を 100 としたいときは、100 と書きます。その際に、不等号で囲む必要はありません。また、指定可能な数値の範囲が書かれているときは、その範囲内となるようにプログラムを作ることが必要です。

大括弧([...])で囲まれた部分は、省略可能であることを示しています。例えば、circle 命令について、円弧の色を赤(2 番)、内部を青(1 番)で塗りつぶしたいときは、以下のようにプログラムを書きます。

circle (300,200),50,2,1

それに対して、塗りつぶしの色の指定を省略することで、赤い円弧のみを描くことができます。

circle (300,200),50,2

文法の書式で、不等号と大括弧以外の記号で、小括弧()、カンマ(,)、セミコロン(;)、マイナス(-)、等号(=)などの記号は、文法で示された位置に書きます。

命令によっては、パラメーターを 2 つ以上繰り返し書くことができるものがあります。例えば、以下は print 命令の文法です。

print [<式>][;<式> …][;]
  • 式 - 画面に表示したい文字列または数値の式

2 つ目の式では「…」が書かれています。これは、「;」(セミコロン記号)を区切り文字として、式を何個も書くことができることを示しています。例えば、以下のようなプログラムを書くことが可能です。

fn$="Jasmine"
ln$="Tea"
age=20
print "Name=";fn$;" ";ln$;",Age=";age