sprite

働き

アニメーションをスプライトに割り当てます。

文法

sprite <s>,<d>,<a>
sprite <s>,<a>
  • s - スプライト番号の式。
  • d - アニメーションを割り当てる方向(0 〜 8)。省略時は 0。
  • a - アニメーション番号の式。

説明

アニメーションをスプライトに割り当てます。スプライトは、0 から 31 までの 32 個まで番号を使うことができ、それぞれ表示したいアニメーション番号を割り当てることができます。

スプライトは、move 命令によって画面上でアニメーションしながら動かすことができます。移動方向は、以下のように時計回りで番号が決められています。

  • 0: 移動せずにアニメーションのみ行う
  • 1: 上 3: 右 5: 下 7: 左
  • 2: 右上 4: 右下 6: 左下 8: 左上

sprite 命令では、方向ごとにアニメーションを割り当てることができます。これにより、direction 命令でスプライトの移動方向を変更したときに、自動的にアニメーションを変えることができます。その際に、もし direction 命令で指定した方向にアニメーションが割り当てられていなかったときは、方向 0(移動しない)に割り当てられたアニメーションが使用されます。方向 0 にもアニメーションが割り当てられていなかったときは、エラーとなります。

sprite 命令にて方向 1〜8 のいずれかにアニメーションを割り当てようとしたときに、もし方向 0 にアニメーションが割り当てられていなかったときは、自動的に方向 0 に対してもしていされたアニメーションが割り当てられます。

すでにスプライトが move 命令によって画面上を動いているときに sprite 命令を使ってアニメーションの割り当てを変更したときは、直ちに割り当てられたアニメーションに画面上も変更されます。

Jasmine Tea の画面上にある「スプライト」ボタンを押して表示されるスプライトダイアログを使って、画面上で各スプライトのそれぞれの方向にアニメーションを割り当てることで、sprite 命令を使わなくても同じことができます。ほとんどのプログラムでは、スプライトダイアログを使ってアニメーションをスプライトに割り当てるだけで十分です。プログラムの実行中に、特定の条件になったらアニメーションを変化させたい、といったときには、sprite 命令を使ってアニメーションを変更すると良いでしょう。

サンプルプログラム

rem sprite
cls
sprite 0,3,3
sprite 0,5,0
sprite 0,1,1
sprite 0,7,2
show 0,(200,100)
distance 0,640
speed 0,18
direction 0,3
move 0
pause 500
direction 0,5
pause 500
direction 0,7
pause 500
direction 0,1
pause 500
stay 0