inkey$

働き

キーボードで押されていたキーがどれかを得ます。

文法

inkey$()

説明

inkey$ では、キーボードで何らかのキーが押されていた場合に、どのキーが押されていたかが、この関数の結果の値となります。キーが押されていない状態では、""(長さが 0 の文字列)がこの関数の結果の値となります。

この関数は、キーバッファに格納されていたキーの名称が結果の値として得られることに注意してください。basic プログラムが実行されているときにキーボードから何らかのキーが押されたときは、そのキーの名称がキーバッファに追加されます。inkey$ 関数を呼び出すと、キーバッファの先頭(前回の inkey$() 関数の呼び出し以降最初に押されたキー)にあるキーの名称が結果の値となります。

押されたキーと、この関数の結果の値の対応は、以下となります。

押されたキー inkey$() の結果
以下のいずれか:!"#$%&'()*+,-./0123456789:;<=>?@abcdefghijklmnopqrstuvwxyz[\]^_`abcdefghijklmnopqrstuvwxyz{|}~ あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをんぁぃぅぇぉゃゅょっ、。゛゜ 押されたキーの文字。
enter(エンター)キー "Enter"
bs(バックスペース)キー "Backspace"
カーソルキーの「←」 "ArrowLeft"
カーソルキーの「→」 "ArrowRight"
カーソルキーの「↑」 "ArrowUp"
カーソルキーの「↓」 "ArrowDown"

サンプルプログラム

rem inkey$
do
  a$=inkey$()
  if a$<>"" then
    print a$
  end if
loop