数値

コンピューターは、計算が得意です。元々、計算機から現代のコンピューターに進化をしてきました。コンピューターの中では、0 と 1 のみを使った計算が超高速で行われています。算数や数学で登場する数の計算はもちろん、写真やイラストに特殊な効果をかけたり、音を変化させたりといったことも、コンピューターの中では 0 と 1 に全て置き換えられて計算されていきます。

とはいえ、「0 と 1 しか使ってはいけません」という制約は、人間にとっては不自然であって、扱いにくいです。普段は 0 〜 9 の数字を使って、時には小数点を利用しながら、計算をしていると思います。

Jasmine Tea では、数値(= 数)は算数や数学で当たり前のように登場する 0 〜 9 の数字を使った表現が採用されています。何も特別なことはなく、数を表現することができます。

123
-4567890
0,00120034
-123.45

先頭に「-」(マイナス記号)をつけることで負の数を表現できることも、一般的な数の表し方と同じです。

ただし、Jasmine Tea で扱うことができる数値には、以下の制限があります。

  • -2147483648 〜 2147483647 の範囲でなければいけません。
  • 小数部 - 有効桁数 20(一部の算術関数は小数点以下15桁で切り捨てられます)

これらの制限を超えた計算を Jasmine Tea で行いたいときは、プログラムを工夫して作成することになります。

数値は、Jasmine Tea のプログラムの中で様々な用途で使われます。計算で使う数、画面に図形を描くときの座標、ゲームの得点、色の番号、アニメーションの番号、などなど、数値の利用目的は多岐にわたります。