テキスト画面

相手に何かをお願いしたときに、その結果がどうだったのかを知る方法は、いくつか考えられます。その相手が人間であれば、声で教えてもらったり、紙やホワイトボードに書いてもらったり、電子メールで送られてきたりすることもあるでしょう。

Jasmine Tea は、文字を表示するための画面(テキスト画面と呼びます)を提供しています。その画面を使って、計算の答えや、ゲームの得点、音声認識された文章などを表示することができます。

テキスト画面は、実行画面の最も手前にあります。テキスト画面に表示された文字は、グラフィック画面に表示された図形やスプライト機能によって表示されたキャラクターよりも手前に表示されます。

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テキスト画面には、横 40 文字、縦 25 文字の合計 1,000 文字を表示することができます。

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横軸を X 舳、縦軸を Y 舳と呼び、文字の表示位置(座標)を X, Y で示します。座標の原点は、左上です。つまり、左上の X 舳は 0、左上の Y 舳も 0 となります。そして、右に一文字ずつ進むにつれて、X 舳は 1, 2, 3, … と増えていき、右端は 39 となります。一方、下に一文字ずつ進むにつれて、Y 舳も 1, 2, 3, … と増えていき、最も下は 24 となります。

コンピューターの画面の座標では、左上を原点とすることが一般的です。Jasmine Tea の座標の原点も左上であり、数学のグラフで使用する座標の原点と異なりますので、注意してください。

テキスト画面に文字を表示するには、print 命令を使います。また、locate 命令を使って、テキスト画面のどの位置から文字を表示するかを指定することができます。

locate 15,5
print "Jasmine Tea"

上記のプログラムを実行すると、以下のように実行画面に「Jasmine Tea」と表示されます。

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テキスト画面に文字を表示する際の位置を決める目安として、実行画面にある「めもり」をクリックして、表示されたメニューから「文字」を選択することで、実行画面に X 軸と Y 軸のめもりが表示されます。このめもりを参考にして、locate 命令で指定する座標を決めると良いでしょう。

print 命令によって文字列がテキスト画面に表示される際に、もしテキスト画面の右端からはみ出てしまったときは、折り返して次の行の左端から続きの文字列が表示されます。また、24 行目(テキスト画面の最も下の行)の右端から表示したい文字列がはみ出た際には、テキスト画面全体が 1 行分上にスクロールされます。

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テキスト画面に表示されている文字を全て消去するには、cls 命令を使います。テキスト画面に表示された文字のみを消すときは cls 1、グラフィック画面も含めて全て消去するには cls を使います。