キーボードに慣れよう

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所要時間: 10分程度

今回の内容

  • よく使うキーを知ろう
  • キー入力には4つのパターンがある

キーボード入力に慣れている人は、このチュートリアルを飛ばしても大丈夫です。

テキストプログラミングでよく使うキー

テキストプログラミングでは、キーボードから文字を入力してプログラミングをおこないます。

アルファベットや数字は、そのアルファベットや数字が書いてあるキーをそのまま押せば入力できます。

アルファベットや数字が入力できるキー以外にも、記号の入力をしたり、改行など特定の動作を行ったりするために使うキーなどもあります。

プログラミングでよく使うキーの位置と役割を確認しましょう。

キーの配置は、使っているキーボードによって異なることがあります。自分の使っているキーボードをよく見て位置を確認してください。

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半角/全角キー

役割:キーボード入力の半角と全角を切り替える。

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右端か左端にあることが多いです。

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半角に設定した状態でキーを打つと、半角文字・数字・記号が入力されます。

全角に設定した状態でキーを打つと、全角文字・数字・記号が入力されます。

🗒️覚えよう

プログラミングでは基本的に半角入力を使う

間違って全角でプログラムを入力したときは、エディターに茶色の枠で表示されます。

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🗒️覚えよう

全角で文字入力をしたときは、エディターに茶枠で表示される

半角/全角を切り替える目的が日本語入力の場合、iPadなどの画面上のキーボードではこのキーでアルファベットと日本語を切り替えます。スマホと同じです。

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backspaceキー(バックスペースキー)

役割:カーソルの前の文字を1字消す。選択されている範囲の文字をすべて消す。

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右端の上あたりにあることが多いです。

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shiftキー(シフトキー)

役割:キーで入力される文字を切り替える。shiftキーを押しながらキーを押すと、入力される文字が切り替わる。

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左端か右端にあることが多いです。

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shiftキーを使わずにキーを押すと、ほとんどのキーでは文字や数字が入力されます。普段文字や数字を入力するキーでも、shiftキーを押しながら押すと、記号が入力できることがあります。

shiftキーを押しながらで入力できる記号は、キーの左上・もしくは上に書いてあることが多いです。

🗒️覚えよう

shiftキーを押しながらでないと入力できない記号もある

shiftキーを押しながら入力する記号のうち、よく使うものの例

  • " ダブルクォーテーション
  • () かっこ・かっことじ
  • = イコール

スペースキー

役割:スペースを入力する。

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真ん中の一番下にあることが多いです。

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テキストプログラミングでは単語と単語の間にスペースを入力することが多いです。

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Enterキー(エンターキー)

役割:改行する。

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右端の真ん中にあることが多いです。

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プログラムは1行ごとに改行します。

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半角/全角やshiftキーで入力される文字が変わる

半角/全角のどちらになっているか、同時にshiftキーが押されているかで、キーから入力される文字が変わります。

1つのキーで入力する方法には、通常4つのパターンが考えられます。

  • 半角に設定してから打つ
  • 全角に設定してから打つ
  • 半角に設定+shiftキーを押しながら打つ
  • 全角に設定+shiftキーを押しながら打つ

このうち、プログラミングでよく使うのは

  • 半角に設定してから打つ
  • 半角に設定+shiftキーを押しながら打つ

の2つです。

打ちたい記号が書いてあるキーを押しても、その記号が出てこなかったときは、shiftキーを押しながら打ってみることも試してみてください。

では、実際にエディターに記号を入力してみましょう。

<練習>半角に設定してから打つ

  1. エディターをクリック、またはタップして文字入力ができる状態にする
  2. 何か文字を打ってみる
    茶枠が出たら全角になっているので、半角/全角キーを1回押して半角に設定する
  3. backspaceキーで打った文字を消す
  4. 「,」カンマを打つ
    「,」が書いてあるキーを探してください。
  5. 「"」ダブルクォーテーションを打つ
    「"」が書いてあるキーを探してください。shiftキーを押しながらそのキーを押すと入力できます。
  6. 「(」かっこを打つ
    「(」が書いてあるキーを探してください。shiftキーを押しながらそのキーを押すと入力できます。

実際にキーボードを使ってみよう

では、実践してみましょう。

エディターにある文字をすべて消した後、下のコピーボタンを押してプログラムをコピーしてください。コピーできたらエディターの右上にあるペーストボタンを押してください。

cls
locate 10,12
circle (100,150),150,12,9
print "Jasmine Teaは食べ物です"
circle(450,300),250,12,9

エディターにプログラムがコピペされました。

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このプログラムを、以下の指示通りに修正してみてください。

全角になっているアルファベット・数字・記号を半角に直してください

ヒント 今ある文字を消すときはbackspaceキー。半角/全角キーで半角と全角が切り替えられる。5行目の命令の形は3行目と同じ。数字以外どこが違っているかを見つけると修正ポイントが分かる

「Jasmine Teaは飲み物です」と表示されるようにプログラムを修正してください

ヒント ひらがなや漢字などは、全角文字に切り替えてから修正。iPadなどの画面上のキーボードの場合は日本語入力に切り替え。

locate と ( の間に半角スペースを入れて、プログラムが正しく動くように修正してください

ヒント 半角スペースを挿入するには、半角に設定してからスペースキー。

すべて終わったら、実行ボタンを押して正しく動作するか確認しましょう。正しく動作すると下のように表示されます。

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今回のおさらい

  • テキストプログラミングでは基本的に半角入力を使う
  • 全角で文字入力をしたときは、エディターに茶枠で表示される
  • shiftキーを押しながらでないと入力できない記号もある